お知らせ

2026.05.26

堆肥とは何か?

「堆肥(たいひ)」とは何でしょうか。

堆肥とは、生ごみや家畜の排泄物、落ち葉などの有機物に、ワラ・木質チップ・おがくずなどを加え、微生物の働きによって発酵・分解させた土壌改良資材です。

肥料が主に作物へ養分を補う資材であるのに対し、堆肥は土そのものの状態を整える資材です。

堆肥を土に入れることで、土がやわらかくなり、保水性や通気性が改善されます。また、有機物が補われることで、土壌中の微生物が働きやすい環境もつくられます。

堆肥にも窒素・リン酸・カリウムなどの養分は含まれますが、その大きな役割は、作物が育ちやすい土壌環境を総合的に整えることにあります。

堆肥化の過程では、適切な水分・酸素その他さまざまな条件のもとで微生物が有機物を分解し、60〜70℃ほどの発酵熱を生み出します。この高温発酵によってさらに分解が進み、病原菌や雑草の種子の抑制にもつながります。

堆肥化は、人類が農業を続ける中で古くから利用してきた土づくりの技術ですが、現在では、食品廃棄物のリサイクルや資源循環、環境負荷の低減という観点からも、あらためて重要性が見直されています。