堆肥循環による生ゴミ処理システム
伊賀環境問題研究会・三重県との協働塾「堆肥くるくる」として実施いたしました
資源循環型社会を目指すのであれば、なんとしても焼却という処分方法を最小限に抑えなくてはなりません。だから堆肥化という有効な方法があるわけです。しかしながら、各地で取り組まれている生ゴミの堆肥化は、多くの困難を抱えており、未熟な堆肥がかえって後処理に負担をかけるような事例や、受け皿のない堆肥、つまり、堆肥の過剰生産を起こしている実態も確認されます。特に後者の事例については、都市部や住宅地等生ゴミが大量に発生する地域において見られ、せっかくのリサイクル運動に水を差すことにもなりかねません。
ではどのような堆肥化システムが有効でしょうか。幸いにも伊賀地域においては農業が盛んで、また、宅地にも家庭菜園・園芸を行うほどのスペースがある家が多く、多少の堆肥の需要が見込めます。ですので、基本的には生ゴミを堆肥化する処理方法であっても、大部分の堆肥は本来の使用方法とは別の方向で利用するものとし、もし過剰生産となった堆肥があればこれらの需要を満たすべく農業用・園芸用に利用するシステムを構築すればよいわけです。
フロー図
排出者(各家庭)は生ゴミと堆肥をバケツにサンドイッチにして溜めてゆき、それを収集日に各地域のステーションに設置された生ゴミ専用回収容器に投入します。その際、排出者はステーションに置かれた袋入り堆肥を各家庭に持ち帰ります。
ステーションから回収された生ゴミ+堆肥の混合物は、処理業者の堆肥化工場へ運搬します。そして、堆積し切り返しを行いますが、この際、生ゴミは窒素成分が多いため、発酵を円滑に行うためには炭素成分の多いもみがら・木くずチップ・刈草などを追加し混合しなければなりません。
この材料に、伐採工事・除草作業から排出される、木や刈草をチップ状に破砕し使用します。堆肥化にかかる日数は約3ヶ月くらいです。
出来上がった堆肥は袋詰めされ、ゴミステーションへ運ばれます。なお、処理業者は余剰堆肥があれば家庭菜園・畑向けに販売します。また、道路工事の際に発生する法面の緑化材料として堆肥の需要がたくさんあり、これらを生産する原材料としても使用します。
各家庭(排出者)では
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堆肥と生ごみをサンドイッチ状にしてバケツに入れます。
回収は1週間に2回行いますので、この状態で3〜4日ごみをためておきます。
堆肥は街角のごみステーションへごみを排出する際にそこから持ち帰ってきます。
堆肥はサンドイッチ状にすることでにおいを出しにくく、また、生物的にも消臭効果があるためにおいの心配はまったくありません。
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ごみステーションでは
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街角にはごみステーションが設置されています。ここへバケツの中身を投入するわけです。
投入の際には一週間当たり約8リットルの堆肥を持ち帰ります。 コンテナは回収業者がコンテナごと交換しますので、24時間いつでも投入できます。
また、コンテナは密封できますので、カラスや野良猫にあらされる心配もありません。
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回収状況は
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ステーションからコンテナを回収します。回収はタイヤがついていますので、かんたんに回収できます。
また、密閉式コンテナのためにおいや汁も残ることはありません
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堆肥化工場では
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ごみステーションから持ち帰ったコンテナは、堆肥化工場のピットにて堆積を開始します。
この際多少のにおいがどうしても出ますが、活性化された堆肥(以前より堆積してある微生物活動の盛んな堆肥)と混合するため、においはすぐに消え、発酵が始まります。
発酵は約3ヶ月間続き、発酵が落ち着いたらふるいにかけごみステーションへ配達します。
発酵が落ち着き出来上がった堆肥は生ごみのにおいは消え、土の匂いのするさらさらとした形状となっています。
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